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22nd Aug.2010

〜 夢 〜

ササクラタケミ

少し前、あるフォトグラファーに「夢は何か?」と尋ねた時のこと。
即答で「夢を持っている人っているのでしょうか?」と真顔で逆質問されました。想定外の返答に絶句しました。
その背景や意味を考えたのですが、文字通り回答に窮しました。でもキッパリと判断しました。この人はこの仕事に向いていない。

断言します。夢を持たない人は夢に破れた人より遙かに貧しい。

子どもの頃から、何時も背伸びをする癖がありました。運動も勉強も決して優秀ではありませんでした。そのくせ見栄っ張りで恰好良くもないのに格好良くありたいと願い、物事を皮肉って見て、今の自分が見てもかわいげのない子どもでした。自分としてはいつも精一杯本気でした。興味のないことには比較的無関心でしたが、そもそも興味が多すぎたのでちょうど良いくらいだったと思います。

つまらないことにも心底熱中し、ひとしきり自分なりの答えを出すと焼き畑農業のように次のフロンティアに熱中しました。カード収集、文庫本収集、絵画、車全般(車種やレース、それぞれの車の特徴など)、切手収集、恐竜の研究、宇宙について、地球について、外国について、アマチュア無線、楽器演奏、、、、どれもこれも熱中しました。でも昔の話です。
どれも、それなりに幾つかの教訓を残してくれましたが、すぐに興味の峠を越えてしまいました。その粗い篩の中、写真と映画と読書と旅行と珈琲だけが残りました。

ロマン

この網の目を私はロマンと名付けています。自分に丁度良い目の編み目がが残っていてくれて良かった。ロマン、死語のようですが大好きな言葉です。
この5つのなかで、今自分から他の人に奉仕できるものは写真しかありません。あと4つには今の所私のほうが癒されています。でもそれもいつかきっと、何かの夢と結びつくことでしょう。それはまた別のお話。

学生時代自由奔放に生きた分、無難に普通の会社員になろうか・・・と入社した会社。職種は営業でした。負けず嫌いもあって成績は常に上位でした。でも、此処に私の夢の立ち入る隙間はありませんでした。可能な限り、その中で描ける夢を求めてつもりではいますが・・・。

20代後半になって、せっかく人に生まれてきたのに夢のない人生なんて・・・・と思い立ち、考えフォトグラファーを目指しました。遅すぎる転換だったと思います。でも、この会社員時代の経験が今非常に役立っているのでから、これは運命だったのでしょう。
ともかく、フォトグラファーになって、沢山の人に何かの影響を与えたい!!それが決心を後押ししてくれました。結婚して2年目、妻のおなかには子どもがいました。

それから今日まで、一日として夢を見ない日はありませんでした。勿論これからもそうでしょう。それが私を支えていると思っています。また、妻、子ども達、沢山のフォトグラファーに囲まれてわがまま放題は変わっていませんが、心底感謝しています。この場を借りてお礼を言います。

さて、ところで私の夢とは、「与えられるものでは無く叶えるもの」を言います。夢は叶った途端、現実になります。そして現実や現状に満足した時、人は魅力のかけらもない存在になるのでは?と思います。
だから冒頭の話は、私にとって本当にカルチャーショック以上の想像を絶する出来事でした。

話を戻します

ブライダルフォトグラファーという職業は本当に過酷です。どんなに準備をしてもリハーサルはありません。また再撮影も出来ません。センスや撮影技術のみならず一般常識以上の知性を求められます。体力、精神力、思いやり、奉仕の心、そして何より夢が必要です。
それを支えるには、きちんとした収入も不可欠です。この部分は、夢とは対極にあると思える現実の話になります。このパラドックスを抱えているのがブライダルフォトグラファーの今の姿です。この現実を越えられず夢をも失って行く仲間をあまた見てきました。
「夢は叶えるもの」これを達成できる場所は現実しかない。これが私の持論です。論という位ですから理屈です。これまた夢とはかけ離れた感覚です。しかし、夢をかなえるには不可避なのです。

独立して丁度10年

2010年の写真どうやら私一人だけでこの壮大な夢をかなえるのは難しくなってきたと思います。そこで、去年の秋より取締役として中川を、今年の初めからは小杉も加え、共同経営の会社にしました。それは「現実部分は私達が受け持つ」と言うことです。何のことはない、夢見ることの再確認、手法の変更に過ぎません!!

フォトグラファーには可能な限り、実務的な事で頭を悩ませることなく、ひたすら純粋に綺麗な心を持っていてもらいたい。私達はサポートに徹する。そうすることで個々のフォトグラファーだけでは為し得ない事を為す。新しい夢がまた一つ増えました。

現実は本当に厳しいものです。しかし「夢は叶えるもの」もっと言えば、「つかみ取るもの」

イースターエッグの面々となら、この夢を一緒に見られる日が来ると出来ると確信しています。

笹倉について

ブライダル・フォトォラファーを
目指す人に

私が独立した当2000年当時、ブライダルフォト業界は濡れ手に粟、ぼったくりが当たり前の状態。リピーターを考えなくて良い商売の多くがそうなってしまうように、結婚式業界もかなりこの症状にむしばまれていました。これで成り立っているのは明らかにおかしい。勿論ニーズがあるのであればそれに応えることも必要。しかし東京という特殊なマーケット。やりがいがあると思います。実力次第で、多くのカップルに喜ばれるし、自分たちもそれでしっかりと食べてゆける。
これから、本気でブライダル・フォトグラファーになりたいとを望むなら、イースターエッグは「本気であなたをサポートします。」是非仲間入りしませんか?一番必要なのは夢です。

 

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