
今、写真といえば普通にはデジタルカメラで撮影したものを指すようになりました。私自身プライベートでの撮影は殆どがデジタルになっていて、その手軽さ便利さをしっかりと教授しています。
でも、やはり何かが違うのです。失われつつあるものを愛でるノスタルジーな感傷と言ってしまえばそれまでかもしれませんが。
それでもアナログにしかできないことを追求したいとイースターエッグは考えるし、だから薬品の続く限り手焼き写真をお届けするつもりです。そしてもう一つ、アナログ写真で忘れてならないのが「エマルジョントランスファー」による写真表現。これはあまりに手間がかかること、そしてなかなかな経費がかかることが大きな理由で、イースターエッグでも商品としてお届けすることは出来ませんでした。そして今後もそうでしょう。しかし、こちらの方が手焼きよりも絶滅が速そうです。もう完全に危惧種の域を超えてしまいました。
この美しい写真を是非、お手元にいかがでしょう?今回頑張ってキャンペーン特典としてご用意いたしました。
※ 写真立てのデザインは、見本のもの以外に数種類同じテイストで同じ価値のあるものをご用意いたしております。どれになるかはお楽しみということで!!
撮影は「ハッセルブラッド」+「ポラロイドフィルム」のベストコンビで行います(^^;)
ハッセルブラッドは中型カメラ。スナップで使うカメラとは別次元の高画質が売りですが、大きく重いので残念ながらスナップには使うことはありません。そんな中型カメラの中でもハッセルのプラナーはとてもスイートな描写で有名なレンズです。今回撮影するレンズはまさにこのプラナー!一生の中でもプラナーで撮られるなんてそうそう無いのでは?是非この機会をお見逃しなく。
ポラロイドカメラは撮影後すぐに見ることの出来るカメラとして、デジタルカメラが出来るまで、本当に不可欠な存在でした。しかしデジタルカメラの普及と共に、その存在意義は急速に薄れて、今は本当に限られた用途でしか使われることがなくなりました。
ですが・・・このノスタルジックな描写は、普通のフィルムカメラや、ましてデジタルカメラとは完全に一線を画するもので、「この絵をこのまま無くしてはいけないよ」と思えるほどシュールなものなのです。

絵の部分だけを切り取ります

切り取った写真を摂氏72°のお湯に浸します。
徐々に乳剤面とベースの紙が剥離してきます。乳剤面が破れたり、くっついたりしないように気をつけて剥がしてゆきます。
完全に剥がれました!
乳剤面を移しかえる為のマテリアルを用意します。
イースターエッグでは今回、風合いの良いコットンペーパーにて行うことにしました。
しっかりとペーパーを濡らします。
準備が出来たら、いよいよエマルジョンをトランスファー(移動)します。
ただ載せ替えるのではなく、適度にゆがませたりしてより手作り感と一品物感を醸し出します。
出来ました。
しっかりと乾燥させればエマルジョントランスファーの出来上がりです。。
写真立てに飾るように裏紙を貼り仕上げます。
写真立てにいれれば出来上がり!
完成です!!
エマルジョントランスファーとはまさにアート。
剥離方式のポラロイドフィルムで撮影したポラロイド写真から作成する非常に芸術性の高い写真表現手法です。撮影、ポラロイド現像、適正な温度に管理されたお湯の中での化学変化・・・などなど全てを手作業に依存するこのアートは、デジタルとは全くの対極に位置し、真に「世界に一枚」だけの貴重なものなのです。
ポラロイドフィルムは、その知名度の割にあまり実態を知られていない商品です。
が、実際には非常に多くの種類が存在していました。その中でエマルジョントランスファーに使用できるのは本当にごく一部。しかも昨今のデジタル化の影響で、生産中止が相次ぎ、このタイプは方式そのものが古いためか、今一番リストラの影響を受けています。いづれにしても、普通のフィルムよりもかなり早い時期にポラロイドの供給は厳しくなると思われます。
私たちイースターエッグでは、手焼きと並ぶこのアナログ表現をこれからも出来る限り長く提供できるよう努力し続けたいとかんがえています。